円形脱毛症とは

薄成人男性に起こるAGAとは違い、円形脱毛症は未成年から高齢者まで誰にでも起こりうる症状です。円形脱毛症の症状は名前の通り、髪が急に円形に抜けてしまう病気です。これは程度によっては複数箇所にできることもありますし、髪全体、あるいは眉毛・まつ毛・体毛にまで及ぶこともあります。その原因ははっきりしておらず、昔からストレスが原因とされてきました。しかし現在ではストレスは単なる発症のきっかけであり、原因とは限らないと言われています。円形脱毛症の本当の原因は免疫機能に異常が生じ、毛根を異物と間違えて攻撃してしまっているという説が有力です。これを「自己免疫疾患」と呼びます。この自己免疫疾患の原因はストレスというのもありますが、疲労、睡眠不足、風邪、出産、遺伝など様々なものが考えられます。

円形脱毛症の治療法は外用薬、内用薬、光線治療、ステロイド局所注射、局所免疫療法があります。基本的に治療には３か月～半年ほどかかりますが、初期の段階であれば外用薬、内用薬、光線治療で治療できるはずです。これらで対処できない場合はステロイド局所注射や局所免疫療法で治療することになります。

円形脱毛症は自然に治る場合もありますが、精神的なものが原因である可能性もあるので、専門家への相談をおすすめします。